山と旅と自転車と

自転車や山スキー、ハイキングなどを地図と共に記録

BRM1006四国一周

四国一周、1000kmブルベ完走しました。
(環境によっては、RIDE with GPSの地図が表示されるまで少し時間がかかります)

DATA

BRM1006(四国一周) +眉山までのヒルクライム

Distance: 1022.1 km
Elevation: + 6960 / - 6718 m
Max Grade:11.4 %
Ascent time:28:11:00
Descent time:20:04:16
Total Duration: 71:27:54
Moving Time: 48:15:16
Stopped Time: 23:12:38

概要

10月6日 徳島―松山

ラッシュアワーを避けるため、朝の始発に乗り、大津より梅田、難波を経由して、和歌山港南海フェリー徳島港着は10:35。
自転車をゆっくりと組み立て、ぶらぶらと市内へ。少し早いが昼ご飯。駅前の商店街でラーメン定食。天気があまり良くないのでウロウロすることもできず、出発地点の藍場浜公園へ。

集合場所では、車検を行い。また途中の四万十まで荷物を運んでくれるドロップバッグをあずける。まだまだ時間はたっぷりある。ただひたすらボーッと過ごす。やがて14:00出発組のブリーフィングが始まり、彼らの出発を見送る。次に14:30組のブリーフィングと見送り。そして、そしてやっとの事で我々、15:00出発組のブリーフィングを迎え、いざ、出発。
予報では、この時間ある程度まとまった雨になるとのことであったが、日頃の行いが良かった???せいか、小雨。徳島県から香川県へと快調に走る。が、やがて雨はきつくなり、シューズカバーをしていたものの足元はビッショリと濡れてきた。だが雨のきつい時間帯はそう長くは続かなかった。これはラッキーであった。
高松市は市街を避け、南郊を通るルートである。PC1のローソンでしばし休憩。この先で讃岐うどんを食べるか思案するが、濡れた体でお店に入るのは気が引けるなぁ、などと考えてしまい、結局コンビニ弁当に。
そして出発。あたりが暗くなる頃、金刀比羅宮の麓を通過。天気が良ければ写真をとっておきたいところだが、今日はナシ。あっさりと香川県は抜けて愛媛県川之江から伊予三島、どうやら雨は完全に上がったようだ。しかし雨の走行で疲れたせいか、眠気を感じるようになってきた。やがてPC2のファミリーマート新居浜駅東。
っと、その前にヒヤッとする出来事が・・・GPSが動かなくなってしまったのである。電源も切れなくなった。雨のせいだ。
じつはこれがはじめてではなかったので、案外冷静に対処できた。電池をいったんはずし、水滴を拭き取り、再び電池をセットすると、何の問題もなかったかのようにGPSは作動をはじめた。ただ雨の度にこんなことをしていては、そのうち本当に動かなくなってしまうのではないか、今回のコースはさほど難しくはなさそうだが、キューシートだけでの走行はあまり自身がない。今後は予備も必要か・・・などと考える。
眠気覚ましのコーヒーを飲むと、少し目が冴えてきた。普段コーヒーをよく飲むのだが、この2日ほど我慢していたのがよかったのか、はたまた偶然か。しばしの休憩のあと、出発。とりあえず次のPC3の今治までは、と走る。今治からは行けるところまで行き、適当な場所で寝ようと決めていた。今夜はステーションホテル。松山市の北端、浅海駅である。
駅寝(ステーションビバークともいう)は学生の頃からの得意技。昔からの山ヤにとっては基本技術?のひとつ。今回は少し重くはなるが、シュラフカバーとインナーシーツを持ってきていた。この時期の四国ならばシュラフは不要。待合室の長椅子は、それだけでじつに快適なベッドに早変わり。さらに睡眠導入剤。疲れていてもすぐに眠れないことも多いので、ここでドーピング。おかげで短時間であったが、ぐっすり眠ることができた。

10月7日 松山―土佐清

ステーションホテルに別れを告げ、国道196号を松山市内に向かう。松山では、どこか温泉でも、、、と考えていたが、朝早いこともあり、そういう気分でもなく、スルー。伊予灘を右手に見ながら快送。

肱川をわたり、しばらく進むと八幡浜。ここから佐田岬半島を進む。で、♪みさき~めぐりの~♪と、恥ずかしげもなく口ずさみながら・・・。そんな人はこのブルベ参加者のうちに何人かいたのでは?。え!若い人は知らない???かどうか知りませんが。
ルートは海岸沿いではなく、半島のほぼ真ん中、脊梁に近いあたりの国道197号線。この国道はなんと豊後水道を横断し大分に至る道。山の上を走るので、それなりにアップダウンがある。とはいうものの激坂があるわけでもなく、疲労を溜めないように、意識してペースダウンしながらのんびりと進むと、時折、右に伊予灘、左に宇和海を眼下に望み、癒やされる。

通過チェックポイント、三崎到着。

来た道を引き返し、八幡浜。PC4が道の駅八幡浜みなっと。ここからほぼ予讃線に沿った山間部の道を宇和島へ。宇和島城を望むが、フォトポイントを探しているうちに、通り過ぎてしまう。郊外の回転寿司で夕食。
日は暮れ、小さなアップダウンを繰り返し宿毛。このあたりから今日の宿を探しながら進む。宿はヘンロ小屋にしようと決めていた。
そして発見。今日のねぐらは道の駅めじかの里土佐清水内にあるヘンロ小屋に決定。11時半頃到着。

気温が高く、快適であった。3時間程であったが本日も熟睡。

10月8日 土佐清水―安芸

暗いうちに小屋を出立し、足摺岬

まだ真っ暗で、観光はまた次回に。記録の写真を撮り、土佐湾沿いの道を北上。

やがて中村。四万十川が美しい。

ルートは四万十川を上流に進む。

沈下橋を渡り、四万十川の美しい景色で立ち止まり、写真撮影。



四万十市の北端のあたり、雪の宿がPC6。最後に細い道、そして激坂が待っていたが、スタッフにより事前にYouTubeで紹介されており、織り込み済みなので問題なく到着。恐らく、いきなり行ったとするとかなり不安になる道だ。PC到着は最後の方らしく、宴のあとであった。バーベキューの残骸が見え、残念!。残り物のお菓子などをいただき、ドロップバックで運んでもらった下着を着替え出発。四万十を下る。

同じ道だが、見る方向が違えば景色の見え方も変わる。風景を楽しみながら中村市街に向かう。
中村からはひたすら桂浜に向けて進む。土佐湾が美しい。

連休中でもあり、交通量が多いのが気になる。お遍路さんも多い。お遍路さんには挨拶をしながら、すれ違ったり、追い越したり。
桂浜到着は、夜の帳が降りてしまったあと。本来のルートではないが桂浜を見わたす丘に登る。

坂本龍馬像は、暗くて良くわからなかった。
再びルートに戻り、安芸に向かう。このあたりも交通量が多く、疲れるところである。

安芸の野良時計がなぜかフォトポイント。昔の写真を見たことがあるが、それは本当に「野良」時計であったが、現在では観光地化されている模様。夜なのでよくわからないが・・・。ここも昼間ゆっくり来たいところだ。
宿は、今回、最初で最後の有料ホテル。安芸市内のホテルタマイ。10時半到着。
シャワーを浴び、ベッドに潜り込む。

10月9日 安芸―徳島

ぐっすり眠って、4時前に出発。室戸岬へは快適な道。途中コンビニで朝食のおにぎりを購入し室戸岬へ。

室戸岬に到着して、しばらくすると夜明け。今朝の出発時間はこれに合わせたものであった。ドンピシャリ!

東海岸を北上。美しい景色が続く。



あともう少し、というあたりで、お尻が痛くなってきた。サドルは革のセラ・アナトミカを昨年から使っていたのだが、痛くなったのははじめて。出発前、少し緩んでいた調整ボルトを締めすぎたようだ。このとき少し緩めるが、後の祭り。徳島市に近づくと、道の鋪装が結構荒れていて、お尻にこたえる。

阿南から那賀川を越え、しばらく進むと小松島、そしていよいよゴールの徳島市
お尻の痛さに耐えながら、ゴールは13:33。トータルタイム70時間33分、1,000km大旅行でした。

最後のご褒美・・・穴子弁当?だったかな。
お話しはこれで終わりではありません。
そしてスタッフの待つ、眉山ヒルクライム。これが一番こたえる激坂であった。