山と旅と自転車と

自転車や山スキー、ハイキングなどを地図と共に記録

2019GamadasWeek

2019年がまだすウィーク1,500km完走しました。がまだすウィークとは、ランドヌール熊本主催のブルベ300km、600km、400km、200kmが組み合わされた黄金週間のイベント。それぞれの距離の参加でも良いし、通しでの参加もOKというイベントです。今回のメンバーを見ると、日本のみならず、台湾や香港、韓国からの参加者もいるようです。なかでも台湾は多数の参加者がいて一大勢力となっていました。

(全体をおさめるため、ポイントは間引きしているので、距離、獲得標高は小さく出ています)

BRM428熊本300km高千穂・延岡

まず第一戦は夜出発で、高千穂から延岡、豊後竹田阿蘇の南を通って熊本に戻るコースであった。

出発直後、道を誤る。そしてしばらくすると、小雨が降り出す。さんざんな一週間の始まりだ。夜中で冷えるといけないので早々にカッパを着込む。天気予報では降ったり止んだりということであったが、止んでいた時間はごく僅かであった。
夜でも高千穂峡は覗き込むと迫力があるらしい・・・ということだが、雨のため素通り。
来るまでの新幹線での移動はこだまを利用し、熟睡してきたので、ほとんど眠くない。
どこを走っているかよくわからないまま、やがて延岡。夜明けを迎える。
大分県、豊後大野で撮った写真が、唯一のもの。

五連の石橋だ。どうやらこのあたりには多くの石橋が架かっているようだ。
このとき僅かな時間だが雨が上がっていたので、撮れた一枚である。
竹田を超えると、阿蘇外輪山への登り。熊本県との県境を越えてもまだ登りである。
細い県道をひたすら登っていく。最高到達地点は890m位か。
外輪山に登ったからといって、特に何が見えるわけでもない。ただ雨の中だ。
そして国道265号線ダウンヒル。雨なのでやや慎重に。晴れていれば快適だろうと、高森の高原を下っていく。
南阿蘇鉄道に沿って進むが、この鉄道も地震の甚大な被害のため、まだ部分復旧の状態だ。
周囲には土砂崩れの爪痕や、さらにその復旧工事の現場があちこちに見える。
やがて熊本市に入るとすぐにゴールの神園山荘。昼過ぎに到着。

BRM430熊本600km薩摩半島と長島

薩摩半島は去年も走った所。指宿の砂蒸し温泉が思い出される。さて今年は。

熊本からひたすら南下。そして球磨川を溯るように進む。このあたりは快適だ。でも雨。人の後ろを走っていると、途中とんでもない山道に。後から検討すると、それでもOKのようだったが、とりあえず道を戻り橋を渡り、川を溯る。人吉の町を過ぎるとやがて坂道に突入。そんなに激坂でもないが、久七峠のトンネル、標高約500m。このあと豪快なダウンヒル。でも雨で、少し慎重に。鹿児島県に入ると小さなアップダウンの連続。こういうのはあまり好きではない。天気が良ければ霧島あたりでも見えるのか否か、など考えながら、さらに下っていくと、姶良市
そして錦江湾沿いの道へ。桜島は今年も見えなかった。

見えぬあたりが桜島
鹿児島市街を抜け、さらに南下。去年も大雨の中このあたりを走った記憶。去年ほどではなかったが、今年も雨。
指宿に入り、開聞岳や池田湖、砂蒸しの看板を見るが、何も見えずただひたすら進む。
遠くに指宿枕崎線の線路の音が・・・。輪行で帰ろうか、などと悪魔のささやきも時々聞こえてくる。ここは意識を強くして、枕崎へ。
ここからは、アップダウンが多い。ある程度予想はしていたがそれ以上にきつく感じられた。雨でガスも適当に湧いていて、視界も良くない。サングラスも曇る。時間が思った以上にかかる。
そして笠沙恵比寿。

写真を撮れとの指示なので、とりあえず。でもピンボケ。
今夜の宿はルートから少し離れて、加世田の市街。
なんと滞在時間は2時間弱。
小物を片付け、シャワーを浴びたら、睡眠時間は約1時間。
それでも、野宿より快適だ。
朝飯は加世田市街のスキヤで牛丼。パワーをつけて出発。元来た道を戻り、ふたたび北上。
風が強い。また雨は止むかと思ったが、再び降り始める。串木野から、薩摩川内、阿久根と進むが、鹿児島は道が悪い。長州政権なのでそうなのか、などと勝手に空想していいると、眠気は襲ってこない。
そして雨も止み、長島へ。


長島は道が比較的良いが、アップダウンの島だ。風光明媚で、天草も見える。


長島を一巡りした後は出水、そして熊本県に入る。
水俣、芦北、八代と進むと、熊本市は間もなく。ただ。最後は信号峠で、到着は締切約20分前。今回もギリギリ隊でした。

BRM502熊本400km天草諸島を巡る

これから連休後半は晴れの様子。

出発は午前10時。熊本市街を抜け、宇土半島の北側をたどる。このあたりは、以前通った道。海床路が有名だ。

海に消えていく道、海床路(資料映像、2012.3.3撮影)

島原湾に沿って快走する。
三角は近代建築が残る街。

三角西港宇土郡役所(資料映像、2012.3.3)
天草の第一歩は天門橋。大矢野島への入口。

ルートは維和島に立ち寄り再び大屋野島。天草松島から上島。
大きな上島は南側を通り、樋島に立ち寄る。
やがて下島との海峡の街本渡。
ループ橋の天草瀬戸大橋。

下島は時計回りに牛深へ。このあたりで昨日の長島が見えるはずだが、日没でアウト。
牛深港に架かるかっこいい牛深ハイヤ大橋を渡り進んでいく。
やがて世界遺産崎津カトリック教会

1934年建立のゴシック建築。日のある内に訪れてみたい。
このあたりの峠はある程度の登りはあるものの、みごとにトンネルでぶち抜かれていて、嬉しい道だ。

そして富岡城址。指令のこの看板のありかがなかなか???であった。
間もなく本渡。ジョイフルでサイコロステーキ。ちょっと量が少なかったように思った。
再びループ橋を渡り、上島の北側を通り、天草松島の樋合島に立ち寄り大矢野島。こちらも西側を通り野釜島。
ここからが、このルート最大の難所だと思った。明け方の眠気の中、細い道がくねくねとうねり、シフト操作が忙しい。
そして再び天門橋。

そして三角駅

後は宇土半島の南側を通り、宇城市から熊本市
ゴールは、11時少し前。

BRM504熊本200km佐賀平野

がまだすウィークの最終は佐賀平野200km。でも結構坂もそれなりに。

朝は5:30出発。今日も良い天気のようだ。体が少し重いが張り切って進もう!
熊本をずっと北上し、矢部谷峠を登る。270m程の峠だ。ここから福岡県。八女から久留米へ進む。
石橋文化センターがフォトチェックとなっていた。なんでこんなところと思ったが、合点がいった。

ブリジストンの創業者石橋正二郎の記念館だったのだ。残念ながら、今回の自転車はアンカーではなかった。
鳥栖から佐賀県吉野ヶ里の近くを通る。

(資料映像、そうとう昔のもの)
佐賀市街を抜け、有明海近くの田園の中を突き進む。ときおり、くど造の民家が見られるが、茅葺のものは見当たらず。
やがて柳川。ここは去年イソギンチャクを食べたところ。

今回は景色を眺めるだけで、先に進む。
大牟田から山の中に入り再び熊本県
しばらく行くと今回の激戦地、田原坂
標高は100m程度だが、かなりの激坂。

これを抜けると、ゴールはあと僅か。17時過ぎに到着。
これで、がまだすコンプリートできました。

スタッフの皆さんありがとうございました。