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eTrex 「近接アラート」と「経由地」

先般、BRM223(いずれまとめる予定、およそ1年分の記事を含めて)で、PC1をすっ飛ばしてしまってDNFになってしまいました。
じつはeTrex30と30x、2台のGPSを持ちながらのミスでした。もちろんキューシートはもっていましたが、A4の紙をしょっちゅう拡げることはできません。なのでPCだけのダイジェスト版キューシートを作って、トップチューブバッグにいれていました。
にもかかわらずです。

原因は二つ考えられます。
一つは予習不足です。ダイジェスト版キューシートを作ったといっても、ちょっと手間ですが、Excelの操作だけで作れるようにしているので、地図をあまり見ていませんでした。PC1の谷上の位置を思い込みでじっさいよりずっと遠くにあると信じていました。
二つ目はGPSのおかしな挙動です。扱い方が悪かったのかも知れませんが、同じ道を往復するコースのときにおかしくなることは、これまでにもわかっていましたが、今回も同様でした。

今後は、やはりそれなりの予習と、往復コースのあるときは、ファイルを分けてeTrexに入れるということを、少々面倒ですが行う必要があることを痛感しました。

で、GPSに関して、昔少しだけつかっていた「近接アラート」というのを思い出しました。目的の場所近くになると音が鳴るという優れた機能です。しかし、かつてはeTrex30一つでしたので、これを使うと、一瞬ですが地図が消えることがありました。これがいやで止めていました。しかし数年前から2台態勢ですので、よく考えると問題ないですね。
それともう一つ、「経由地名」と「経由地距離」を表示させているのですが、「最高高度地点」や「最低高度地点」が表示され、「経由地」すなわちブルベでは「PC」までの距離がなかなかわからないという弱点がありました。
そこで、少しネットを調べたりして、それを克服する方法がわかりましたので、自分なりの方法として、覚書として記しておきたいと思います。
なお、eTrex30、そしてeTrex 30xとも英語版ですが、最近日本語化しました。基本的な使い方はどちらでも大して問題ないですが、googleの地図からウェイポイントを作る時など、英語版だと一手間かかります。


1) Ride with GPS(無料)でコース作成
2) gpxファイルで出力・・・*1
3) Google my map で*1を読み込み(ウェイポイントを作るためなので無くてもいいが、あるとコースとの関連がわかりやすい)
4) PCなど、ウェイポイントを追加(コンビニや地図に記載の場所では、その地名を左クリック、「+地図に追加」で簡単に作成できる)
5) kmzファイルで出力・・・*2
6) カシミール3Dで*1を読み込む
7) トラックのポイント数が多そうならば、間引き(BaseCampより使いやすいと思う)
8) 同じトラックをもう一つ、もちろん違う名前で(例えば0m*****)
9) カシミール3DGPSエディタで、後者のトラックを右クリック「標高値の書き換え」「次の標高に書き換える」「0m」「OK」
10) カシミール3DGPSエディタで、二つ選択し、右クリック、ファイルへ書き出し・・・*3
11) Garmin BaseCampで*2と*3を読み込み
12) ウェイポイントをまとめて右クリック、「開く」「プロパティ」「近接」に音の鳴る距離を記入(例えば「300m」など)、「×」で閉じる
13) Garmin BaseCampからまとめてeTrexに送信
14) eTrexで「目的地検索」「軌跡」で標高0mのトラックを選択
15) もう一方のeTrexでノーマルな標高入りのトラックを選択
16) 標高入りの入ったeTrexの「近接アラート」に自動的に入っているウェイポイントを「全アラート無効」あるいは「全て消去」とする
17) もちろん標高の入ったアラート無効のeTrexで地図、0mトラックとアラート有効のeTrexは「経由地名」「経由地距離」などを含むデータを表示
もっとも、2台にした理由は、時々「落ちる」ので、その都度電源を入れ直していたからで、両方ともどちらでも表示できるように準備しておく必要あり

以上です。
以前うまく使えなかったし、今回も少し試みたけれどもダメだったのは「ルート」を使うことです。うまい方法はないものでしょうか・・・

そして、近所で実験したところ、問題なくできました。ただしeTrexの音は、状況によっては聞きづらく、時には鳴らないこともあるとの報告もされています。過信は禁物です。