【日付】08/05/03~04
【ルート】
05/03 八方尾根―八方池―無名沢(八方沢)上部滑降・登高―八方尾根
05/04 八方尾根―唐松岳―唐松沢・Dルンゼ滑降―無名沢(八方沢)登高―八方尾根
【天気】快晴
【メンバー】桐浴(RSSA)
【コースタイム 5/3】八方池山荘10:45―八方池上部2200m12:00~12:13―(無名沢滑降)―1800m地点12:22~12:35―(無名沢登高)―八方池13:27~13:40―八方池山荘14:20
【登高高度】約640m 【滑降高度】約500m(八方尾根スキー場部分を除く)
【コースタイム 5/4】八方池山荘08:12―八方池09:07―唐松沢本流下降点11:15~11:29―唐松岳11:40~11:50―唐松岳・不帰三峰のコル12:00~12:18―(唐松沢・Dルンゼ滑降)―無名沢(八方沢)出合12:55~13:10―(無名沢登高)―八方池15:05~15:10―八方池山荘15:50
【登高高度】約1550m 【滑降高度】約1340m(八方尾根スキー場部分を除く)
【地図】
【概要】
05/03 無名沢(八方沢)上部
昨夜は23:00ころ出発。一人でのドライブで、八方着は10:00。
ゴンドラ乗り場で登山届を提出。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘に。ここから稜線には雪がない。登山道をとぼとぼ兼用靴で歩く。
八方池を越えて少し上部より無名沢にエントリー。ザラメですこぶる快適である。
今日は下見のつもりでの滑降なので約400m程滑って登り返す。
八方池から稜線伝いに少し滑って、歩いて歩いて八方池山荘に到着。
05/04 唐松沢不帰三峰Dルンゼ
昨日の無名沢(八方沢)の下見滑降で、雪の状態はまずまずと判断。
若干緊張しながら、ゴンドラ乗り場に向かうと、偶然知人にばったり。彼は唐松沢本流を滑るという。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘に。しばらく一緒に進む。
体力は向こうの方が上だ(滑降技術はこちらが上と思っているが)。八方池あたりから先に進んでもらう。
今年の八方尾根はかなり雪が少ない。ツボ足で歩いたりシールで歩いたりで面倒であった。
やがて、唐松山荘の小ピーク、さらに進むと唐松沢本流への下降点。
先行した知人がまさに滑り降りようとしていたところであった。
斜度は45度以上といわれるが、およそイメージ通りの斜面。雪質もそう悪くなさそうだ。
多少自信を持って唐松岳に。頂上で数枚写真を撮り、不帰三峰とのコルに。
見下ろすDルンゼの斜度は本流とほとんど変わらないと思った。
まず雪質を観察しながら斜滑降でエントリー。足元のザラメが少し崩れる。この程度はほぼ想定内だ。
急傾斜であるが、斜面は広く快適に滑り降りる。
やがて、本流との合流点に。一本のシュプールが見えた。彼も無事に降りたんだろう。
そのとき、不帰峰の上から、声が。
残雪期不帰東面のバリエーションルートのクライミングに挑む、我が雪稜クラブの別パーティーであった。
こちらも下から手を振り、応えた。
その後デブリもあったが、高温のためか柔らかく、意外に楽であった。
ギャラリーを意識し、ウェーデルンで飛ばすとやがて無名沢との合流点に。
熱い照り返しの中、無名沢を登る。八方池から尾根伝いの一般道を歩いたり、ちょっと滑ったりで、スキー場に到達。
コブコブの斜面は疲れた体には少々きつかった。そのときどうも、少し腰をひねったようだ。
明日から予定としていた猿倉ベースは天候の具合もあり中止とした。
と、最後は少しふがいなかったが、Dルンゼを滑り大満足の1日であった。
【写真】