2月3月とブルベのエントリーをしていたものの、諸般の事情でDNSでした。
久しぶりのブルベ。300kmのオーバーナイトに挑戦です。
データ
距離:314.2km
獲得標高:2286m
日時:2016年4月9日 20:50:24~ 2016年4月10日 13:30:38
所要時間:16時間40分14秒
平均速度:18km/h
概要
このブルベの出発時刻は21:00。
前日夜間に大津から愛媛まで車を走らせる。もちろん途中で仮眠をとりながら。当日朝は、以前から行ってみたかった新居浜の旧廣瀬家住宅を訪れる。住友の大番頭として、銅山の近代化に成功した人物の屋敷だ。桜は盛りを過ぎていたが、邸内に降り積もった桜の絨毯が美しい。そして、午後からは石鎚山サービスエリアで休憩。ここは温泉施設のある小松オアシスが隣接しており、一風呂浴びて、夕方まで車中泊。これで今晩は寝ずにすむだろう・・・と思う。
松山空港。飛行機でやってきた人もいたようだ。実際、格安チケットなら車より断然安い。
松山空港には自転車のラックが備えられていた。これはすばらしい。
出発地点の松山空港に午後8時頃到着。申込書の提出やブリーフィング、そして車検といつものように進んでいく。
出発は21:00だが、実際は約10分前。手づくりブルベでは良くあることだ。
(と思っていたが、これは行政指導とのこと。集団で一斉にスタートしないようにとの配慮から、とのことです。)
出発後、しばらくは久万高原に向かって高度を上げていく。緩やかな勾配で、順調に高度を稼ぐ。
三坂峠からは下り坂。久万川そして面河川沿いをハイペースで進む。久しぶりのブルベで少し不安があったが、この頃になると、それはすっかり解消していた。
そして高知県に入ると、川の名は仁淀川に変わる。小さな峠を越えて須崎市。地図では所々海岸に近づくが、真夜中なので全くわからなかった。
やがて道は四万十に向けて坂道を登る。標高差があまりなかったので油断していたら、結構厳しい坂道で、かなりバテることになった。そしてついに睡魔も少しずつ襲ってきた。疲れがたまってきたとき、うまい具合にチェックポイント。コンビニで簡単な食事とコーヒーを飲み、再び目がさえてきた。
あたりが白々としてきた。四万十のたおやかな流れにそって進む。
沈下橋が見えてきた。大雨の時には水中に沈み、水の流れをうまくやり過ごすという仕組みだ。自然に逆らわない合理的な考え方だ。なので欄干は付いていない。渡るのは馴れていないとちょっと怖い気がするが・・・。以前徳島の吉野川で渡ったことがあるが、今回は特にコースに入っていないので上から眺めるだけにしておこう。
予土線の線路が時々交差する。うまい具合に列車を写真に収めることはできなかった。
動画を撮ってみたが、走行中の手持ちなので・・・。こんなもんでしょうか?
特に何を撮ったわけでもありません。車が少なかったので、試みに、ということで。
鉄橋と沈下橋ばかり・・・写真のスポットを探しながら走っていると、すっかり目が冴えてきた。
道は四万十を外れ、宇和島の端をかすめて、大洲へ向かう。
左に伊予灘を眺めながら快走。
そして、伊予市への最後の登り。わずか100m程度だが油断していると結構厳しい。
再び坂道を下って、伊予市街、そして松山に入る。
程なくして松山空港。ゴールイン。
オーバーナイトにしてはまずまずのタイム。
出発前に仮眠をとるという作戦は成功したようです。