ランドヌールクラブ名古屋主催の600kmブルベに参加しました。
データ
距離:602.9km
獲得標高:3685m
日時:2014年5月17日 04:53:19 ~ 18日 19:48:59
所要時間:38時間55分40秒
平均速度:15km/h(睡眠時間を含む)
概要
1月に200km、2月に300km、4月に400km、ときたら600kmにチャレンジでしょう?
ということで初の600kmに参加しました。
前日の5月16日、深夜遅くに集合地点の愛知県豊田市の柳川瀬公園の駐車場に到着。仮眠を取って朝を迎えます。
第一日目、5月17日。4頃起床。着替えや自転車の整備をしつつブリーフィングを待ちます。
まずは下呂温泉から高山を往復です。
早朝の豊田市内から丘を超えて瀬戸、再び丘を超えて岐阜県の多治見市そして可児市、と順調に進んでいきます。
木曽川を渡り、国道41号線を飛騨川沿いを進むと、美しい風景が次々に展開します。
前を走られている方は、なんと「おおつ光ルくん(わかる人にはわかる)」のジャージーでした。
飛水峡の脇を快調に走ります。
きれいな景色を見ながらの走行ですが、一方で右足膝に違和感を感じます。そして少し痛みの症状が出始めます。先般の400kmで痛めたところです。今日は完走は無理かな、それだったら、このあたりを観光して、輪行で帰ろうか、下呂温泉まで行ければ・・・などと脳裏をかすめます。
美濃の白川町に入るとやがて一つ目のチェックポイントです。
足に湿布を貼ります。するとどうでしょう、痛みが徐々にひいていくではありませんか。もっとも周期的に時々痛くなるのですが、今のところ大きな問題ではありません。
下呂温泉近くの中山七里谷です。
飛騨川をさらに進み、やがて下呂温泉。場合によっては・・・でしたが、もう少し行ってみよう、という気になりました。鉄道のそばの道なので、いざとなったら輪行、と思うと気が楽でした。
やがて道は高山に入ります。市域に入ってからしばらくして、宮峠の登りにさしかかります。スピードを抑え目に走行していたせいか、意外に楽に登ることができました。峠を下り、やがて二つ目のチェックポイント。
このルート、高山らしいところは通らないので、自主的に遠回りして旧市街を走るのは勝手?だと思いましたが、そんな余裕もなく(沖縄では予定外の岬見学もしました)高山らしいところ・・・を探しながら走っていると、北アルプスから乗鞍岳にかけての白い山並みが見えてきました。
雲がかかっていてよくわかりませんが、乗鞍あたりでしょうか。以前、この時期は私にとっては山スキーのシーズンでした。北アルプスにもよく出かけました。
さて復路は、往路と全く同じ道です。足の痛みもほぼ忘れて・・・じつは高山で秘密兵器ロキソニンを飲みました・・・快適に進んでいきます。
往路は立ち寄らなかった下呂駅です。
そして白川町に入ると、あたりは暗くなってきました。PC3は一つ目のチェックポイントと同じ場所です。
そこから可児、多治見、瀬戸、と来た道をもどります。そろそろ眠くなったところで豊田市内。往路を少しそれてPC4です。
今夜の寝床は、そこから出発地点の柳川瀬公園の駐車場。もちろん自分の車の中です。深夜1時過ぎに到着。
当初、ここまで戻ってくる自信は無く、途中のネットカフェや道の駅などを考えていました。が、足のトラブルはあったものの、案外早く戻ることができました。寝る前に膝痛用のクリームをたっぷり塗り、マッサージしました。今夜も3時間の仮眠です。
第二日目、5月18日。4時半に起床。今日は楽勝かと思いきや、何の何の、大変な行程で、早起きして正解でした。
本日の予定は、静岡県に向かい浜名湖を回り、太平洋岸を渥美半島、伊良湖岬の少し手前から豊橋に戻り、豊川、岡崎経由でゴールの予定です。大きな峠道はありません。
さて岡崎から新城(「しんしろ」です)に行って、PC5。結構小さなアップダウンがあります。そこから静岡県に入り浜名湖に出ますが、ここもアップダウンが意外に多く、結構足にきます。
浜名湖です。
そして弁天島のPC6。景色はいいのですが、なんと厳しい向かい風です。
ここからは国道42号線(ん?あの紀伊半島の42号線です)。太平洋に近いので平坦かと思いきや、しっかりとアップダウンがあり、さらに追い打ちをかけるように西からのアゲンスト(向かい風)です。またこれが強力でした。
這々の体で、伊良湖岬にほど近いPC7に到着。
ここからは方向が逆。ということは強力な追い風!!!、ではなく・・・微風が背中をそっと押してくれました。つまり三河湾側を通るので、風はあまり吹きませんでした。もっとも風光明媚な所を巡って走りますので、多少は癒やされはしましたが。
やがて道は豊橋市内。ここから交通量の多い道をひたすらゴールの豊田柳川瀬公園に向かいます。
途中、御油、赤坂あたりは旧東海道を走り、なかなか良い雰囲気でした。が、このあたりまで来ると、観光という気分にはなれませんでした。ひたすらゴールを目指します。
あたりが再び暗くなりかけたころ、柳川瀬公園到着です。
制限時間をあと1時間と少しを残すだけでした。でも無事ゴールイン。百哩大王のメンバーも迎えてくれました。ありがとうございました。
ともかくこれで、1月より200、300、400、600を完走し、Audax Club Parisienにおける称号「Super Randonneur」(SR、仏語で「シューペル・ランドヌール」、英語で「スーパー・ランドナー」、日本語だと「超旅行者」とでも訳せましょうか?)となりました。