ブルベBRM919中部1000完走しました。
自転車で初1000kmです。
データ
距離:1000.7km
獲得標高:3041m
日時:2015年9月19日 05:00:45 ~ 22日 06:37:50
所要時間:73時間37分5秒
平均速度:13km/h
概要
PBPは残念ながら、800km弱で途中リタイヤとなってしまいました。
敗因をいろいろ考えていたのですが、やはり経験不足が大きいと感じました。実質、昨年よりはじめたブルベですが、600kmに5回挑戦し、4回成功。多少侮っていたところがあったかも知れません。600kmは途中1泊ですので、仮に1日目で多少体調が悪くとも、あと1日は頑張りがききます。一方PBPは3~4泊、2日目あたりに体調が悪くなると、最後まで頑張ることはできません。やはり体調管理を含めて経験不足が大きいと感じました。
そこで、今回1000kmに挑戦。ルートの凡そ半分くらいは以前通ったことのある道。さらに途中地元の滋賀県を通るという、願ってもないルートです。
9/19 愛知県江南市~和歌山県串本町
前日、岐阜まで輪行。そして各務原に1泊。早朝、木曽川を渡って愛知県江南市の出発地点まで自走。
午前5:00、いよいよ出発です。
初めは木曽川に沿って進みます。
木曽川、長良川を渡り岐阜県の海津市へ、そして揖斐川を渡り三重県桑名市に入ります。このあたりトラックが多く、あまり走りたくない道。しばし我慢で、やがて鈴鹿山系東側の国道306号を南下。亀山からは306を見送り、さらに鈴鹿山麓を南下します。緩やかなアップダウンが続きますが、これは織り込み済み。焦ると足にくるので、ゆっくりと進みます。近鉄を越え名松線沿いに走る頃から、山の中に入っていきます。御杖村、曽爾村、と奈良県の東の秘境を経由して宇陀市に入ります。
宇陀から吉野へ。ここから川上村に入ります。何度か走った気持ちのいい山岳路。吉野川沿いを徐々に高度を上げていきます。
やがてループ橋。
伯母峰峠のトンネルを抜け、上北山村に入ります。
北山川をどんどん降っていって、三重県熊野市へ。あたりは暗くなり、写真はありません。
佐田坂の登りは嫌ですが、降りはあっという間に鬼ヶ城入口へ。松本峠は指定ルート通り熊野古道を経由して熊野市街。ここから太平洋岸を、新宮、勝浦、太地、そして串本へ。深夜12時頃着。今夜の宿泊地は海中公園。
シュラフカバーにもぐってベンチで寝ますが、風が体を冷やして、あまり熟睡できませんでした。
9/20 和歌山県串本町~滋賀県大津市
隣のベンチで寝ていた人は早々に出発した模様。4時間半くらい寝たでしょうか。やはり寒さで目が覚めました。
朝の太平洋を眺めながら快走します。
海岸線の町は隣町に向かうためには峠を一本越えなければならず、ルートラボなどでは気付かない小さなアップダウンが次々に現れます。これはかなり足にきますが、景色は抜群。
やがて白浜温泉に。
白良浜。
円月島。
水越峠を越え、有田から海南に入ります。ここから野上谷、貴志川を溯ります。
達磨渓谷。
棚田では彼岸花が咲いていました。このあと、高野山の登りを花坂まで、そして九度山に向けて一気に降ります。
紀ノ川、吉野川の左岸を橋本を越え、五條へ。五條で夕食、と考えてたのですが、適当な店が見当たらず、下市、そして吉野まで進んできました。結局吉野のチェックポイントでコンビニ弁当。
ここから多武峰に向けて坂道を登ります。新鹿路トンネルは少し上り坂。トンネルと言えば水平なものをイメージするのですが、かなり急登を登り切ったあとの、緩やかな登りのトンネル。疲れている体には結構厳しいものでした。トンネル出口から多武峰、そして桜井へと一気に降ります。そして奈良盆地を奈良市内まで走ったあたりから少し眠くなってきました。東大寺転害門の脇で、自転車を止め少し仮眠。
木津から城陽、そして宇治田原へと進みます。このあたりは普段のトレーニングコース。勝手知ったる道ですが、時々睡魔が襲ってきます。宇治川から石山。時々自転車を止めてストレッチをして眠気を追い払います。そして本日の宿泊先へ。深夜3時頃到着。
9/21 滋賀県大津市~岐阜県郡上市
朝はゆっくり8時半起床。しばらくは琵琶湖岸を木之本まで、走り慣れた道、睡眠も十分とれたこともあり、ハイペースで進みます。このあたり、日常的すぎましたので写真はありません。木之本から椿坂峠の登りのトンネル、そして栃ノ木峠まで登っていきます。ここから福井県。峠からは一気に今庄まで降ります。そして福井平野の端っこの方を進みます。
福井と言えば、蕎麦。写真は蕎麦畑ですが、蕎麦は食べてません。
3日目の夕暮れです。
朝倉館は日が暮れての通過。しかし、まだ観光客がいました。
大野城が暗闇に浮かび上がっていました。
この大野で何か食べようと思って店を探しながら走っていましたが、気がつくと九頭竜川沿いの暗い道へ。ルートであるバイパス沿いにはほとんど店はありませんでした。今日も夕食を食べ損ねました。途中、非常食を食べながら、真っ暗な道を九頭竜湖、そして油坂峠へ。
ここが最後の大きな峠です。
油阪トンネル。
ここから旧道を降り、白鳥へ。そして郡上八幡から美並。ここの道の駅で仮眠。
9/22 岐阜県郡上市~愛知県江南市
道の駅には畳が敷いてあり、短時間ですが、しっかり寝ることができました。走り出して、しばらくすると夜が明け、関市。ここでgarminは1000kmを示しました。
関から各務原へ小さな峠がありました。結構足にきています。そして木曽川を渡り、ゴールの江南市。
1000km走りきりました。タイムは73時間半。まずまずでした。
今回、こまめにミネラル補給、つまりポカリスエットを切らさず飲んでいました。PBPを含めて何度かトラブルがあった胃腸の調子は全く問題なし。反省点としては、初日の仮眠場所をもう少し考えれば良かったか。そして夕食の場所は、少し調べておくべきでした。美濃白鳥のチェックポイントで一緒だった人は、大野市街に入って、食事をされたとのことです。とはいうものの、大きなトラブルもなく完走できたことは自信となりました。