【日付】05/03/07
【地域】奥越/荒島岳
【ルート】勝原スキー場-荒島岳・橋架谷左俣
【天気】晴のち曇
【メンバー】桐浴
【コースタイム】勝原スキー場5:50-シャクナゲ平南東1220m8:35~9:15-荒島岳10:28~10:50-国道12:38
【登高高度・滑降高度】<登高高度・滑降高度>約1200m
【概念図】
【概要】 先週の銀杏峯につづいて今週は荒島岳である。今度こそは谷を滑りたい、と思って出発する。天気予報では好天で気温が上がると報じていた。好天はよいが、気温が上がると、湿雪雪崩がこわい。状況を見ながら現地で判断である。
なるべく午前中に行動を終えたいと考え、空が白みはじめた5:50出発。スキー場はすでに閉鎖されている。昨日までの多くのトレースがあるが、ほとんどがツボ足のもので、シールでは登りづらい。シャクナゲ平はには登らず、橋架谷右俣を経由し、コルに出る。コルの少し上1220mで、積雪プロファイルをとった。コンプレッションテスト等の結果fairと判断した。また早朝晴れていた天気もこの頃には曇ってきて、気温もあまり上がっていない。状況はまずまずだ。その後遅い朝食をとって出発。ここからはシールでも登れないことはないが、板を担ぎ、アイゼンで登高する。10:28頂上に到着。
頂上から橋架谷を覗き込むがかなりの急斜面で、下がよく見えない。ちょっとした不安がよぎるが、思い切って飛び込んでみる。最初は、斜滑降で谷のようすをうかがう。問題ないことがわかってからは、自由にターンを刻む。雪はやや重い。しかし雪崩の心配もあまりなさそうである。途中小さなデブリがあったが、特に問題はないだろう。
当初は、途中の700mあたりで右俣を登り返そうかと考えていた。しかし右俣はすでに流れが出ており、(登り返せなくもない、と思ったが)そのまま下降を続けることにした。徐々に流れが出てきて、500mあたりでそのまま下ることは困難となり、シールをつけ右側の尾根をトラバースぎみに登る。一つの尾根を越えると、九頭竜川のダム湖が見える。シールをはずしやや急な斜面を下ると緩やかな斜面、そして国道にでてフィナーレとなる。
【写真】