山と旅と自転車と

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御嶽 尺ナンゾ谷

【日付】07/04/14―15

【地域】御嶽

【ルート】
4/14濁河温泉―(飛騨登山道/草木谷北側台地)―飛騨頂上
4/15少年自然の家―上俵山―(尺ナンゾ谷北側台地)―継母岳東コル―(尺ナンゾ谷)―上俵山―少年自然の家

【天気】4/14雪のち曇、ときどき晴、頂上付近強風、4/15快晴

【メンバー】浅野・秦谷・桐浴

【コースタイム・登高高度・滑降高度】
4/14 濁河温泉登山口7:30―湯ノ花峠(2100m)09:55―のぞき岩避難小屋(2280m)10:30―飛騨頂上13:15~20―2650m滑降開始地点14:50~15:00―1850m滑降終了15:55―濁河温泉16:15
<登高高度>約1000m <滑降高度>約800m

4/15 少年自然の家05:40―兵衛谷材木滝上流丸木橋06:10~20―上俵山08:30―兵衛谷徒渉地点09:15―継母岳東コル13:00―(尺ナンゾ谷)―兵衛谷徒渉地点14:15―上俵山15:13―兵衛谷材木滝上流丸木橋16:40~55―少年自然の家17:30
<登高高度>約1500m <滑降高度>約1200m

【概念図】

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【概要】
4/14
前日、濁河温泉の駐車場にて仮眠。
当初、草木谷を計画していたのだが、前日からの雪(降ったり止んだり)のため、夏道のルートに変更。
朝から雪のちらつく中、登山口より出発。
夏道ははじめ木道が整備されているが、積雪のため歩きにくい。
のぞき岩避難小屋を越え、八合目を過ぎたあたりから、やがて展望が開ける。
天気は、時折晴れ間もみせるが、どうもすっきりしない。
近ごろ、諸般の事情で体を動かしていないせいか、バテ気味で、ひとり大きく遅れる。
飛騨頂上付近は風が強く、スキーからアイゼンに履き替え、登る。
頂上では、強風でとんできた雪粒が顔に当たり痛い。
まともに風上方向に顔を向けられないほどだ。
強風とガスによって、足下のアイスバーンの状況が把握できないのでしばらくアイゼンで下る。
足がつりそうで(少しつっていた)氷化した斜面を慎重に下る。
少し下った2650mあたりでスキーを履く。
つっていた足も何とやら、スキーを履けば怖くない、であった。
しばらく快適なターンを繰り返すが、やがて樹林地帯へ。
それでも最初はパウダーでなんとか樹間をすり抜けるが、やがて重い雪になって、苦労しながらの滑りとなった。

4/15
濁河温泉少年自然の家から尺ナンゾ谷をめざす。
今日はロングルートである。いつになく朝早く出発。
まずは、作りかけの林道に沿って兵衛谷をめざす。
材木滝上流での徒渉地点がうまく見つけられなくて、怖い丸木橋(2本の丸太に桟木が打ち付けられた簡便なもの)を四つんばいになって渡る。
下の流れは淵になっている。絶対に落ちることは許されない。
台地に上がり込み上俵山をめざす。昨日同様濃い樹林帯である。
上俵山から再び兵衛谷に降り、徒渉。
ここは、落ちても少し濡れるだけである。
幸い落ちることはなかったが。
もう少し積雪があればそのまま徒渉せずにすんだであろう。
場合によってはそのまま尺ナンゾ谷に行けたかも知れない。
今日は向かいの台地に上がり、樹林帯を進む。
やがて無立木の大斜面が拡がる。
緩やかな斜面を、剣ヶ峰と継母岳とのコルに至る。
剣ヶ峰、あるいは継母岳に登るプランもあったのだが、帰りの徒渉や丸木橋のことを考え、そして何よりもバテ気味であったこともあり、ここから滑り降りることに。
尺ナンゾ谷はこれまでの修行のような登りを全て帳消しにしてくれる素晴らしい斜面である。
GPSとにらめっこしながら、頃合いを見計らいながら台地に上がる。
そして兵衛谷の徒渉、上俵山への急登の登返し、濃い樹林帯、丸木橋、と修行のようなルートを進みフィニッシュである。

今回、松本のブンリンの通信販売で購入したクトーを使用した。
昔のペツル(だったかな?)のような板に直付けのものである。
3Dタイプなので、かなりの急登も楽々であった。
なお、初日の頂上直下の急斜面では部分的に硬いアイスバーンもあり、またガスで斜面の様子もわかりにくかったため、そしてなによりもはじめて使うことでもあって、アイゼンに履き替えてしまった。
2日目には大いに活躍した。

【写真】
4/14

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登山道入口(写真秦谷氏)

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湯の花峠 木道(階段)が露わになっている

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のぞき岩避難小屋(写真秦谷氏)

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飛騨頂上(写真秦谷氏)

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大斜面下部

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ジョーズ岩、というのだそうです わかるかな 台地下部

4/15

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兵衛谷材木滝上流丸木橋(写真秦谷氏)

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尺ナンゾ谷北側台地から摩利支天(左)と剣ヶ峰

 

 

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コルへ

 

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継母岳東側コル(写真秦谷氏)



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左から摩利支天、剣ヶ峰、継母岳

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剣ヶ峰

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継母岳

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尺ナンゾ谷上部

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尺ナンゾ谷(写真秦谷氏)

【付足】

 

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今回、松本のブンリンの通信販売で購入したクトーを使用した。

昔のペツル(だったかな?)のような板に直付けのものである。

3Dタイプなので、かなりの急登も楽々であった。

なお、初日の頂上直下の急斜面では部分的に硬いアイスバーンもあり、またガスで斜面の様子もわかりにくかったため、そしてなによりもはじめて使うことでもあって、アイゼンに履き替えてしまった。

2日目には大いに活躍した。