【日付】09/04/12
【地域】北アルプス(長野県)
【ルート】栂池高原スキー場―栂池自然園―船越の頭―金山沢―猿倉―二股
【天気】晴
【メンバー】桐浴(RSSA)
【コースタイム】栂池自然園08:45―船越ノ頭12:05~12:45(昼食)―金山沢―北股入沢合流点13:30~13:50―猿倉14:03―二股15:24
【登高高度】約770m【滑降高度】約1,400m
【概念図】
【概要】
4/11、夕方から車を走らせ、北陸道経由で栂池へ。うれしいような悲しいような休日特別割引1000円のハイウェイ。混むかと思われたが北陸道は意外にすいていた。
4/12、朝はゆっくり起床。ゴンドラは8:00始発である。ここでちょっとしたトラブル。登山届を出す箱があり、そこに届を入れ、さあ、チケットを買おう、とした時であった。チケット売り場のおねえさんに、「登山届が必要です」といわれ、「今、あそこの箱に入れました」といったが、あれは現在使われていないので、こちらに出してもらわないと自然園までのチケットは売れないとのこと。もう一度届を書けというのだ。しばらくの問答のあと、しかたなく予備の届を提出。何とかチケットを買うことが出来た。もう一度その箱を見ると確かに鍵がかかってあり、小さい字でチケット売り場に出すよう書いてあった。しかしこんなの誰も読まない。また朝はそのあたり混み合っていて、隙間からでも放り込んでおこうと考えるのは山ヤとしては常識だ(?)。どうも納得がいかないが、こんなことにこだわっている自分がアホらしくなり、気持ちを切り替えていざ出発。 ゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園へ。ここで数分間簡単なレクチャーを受け、雪原へ。栂池ヒュッテを越え、水平にそして緩やかな傾斜を登ると、2015m標高点尾根に出る。天気が良く、すごく暑くなってくる。着ているものを次々脱ぎ、ザックに入れると、ザックが重くなる。暑さと、日帰りの割に荷が重くなって、少々バテ気味に船越ノ頭へ。 既に何人か休憩しており、また次々と登ってくる。結構な混雑である。写真撮影とゆっくり昼食。 いざ、出発。エントリーポイントは既に雪庇が崩され、トレースが出来ている。硬い雪面だと躊躇するような斜面であるが、ザラメで何ら問題なし。思い切って飛び込み、大回り、小回りを取り混ぜ、どんどん高度を落としていく。古いトレースが足に絡まり、少々負担はあるが、快適に滑降。2300m台地あたりから振り返って見上げると、小蓮華に向かって屏風のように山が立ちはだかっている。なかなかの壮観である。 そこから先は沢状地形を下る。スキーヤーズライトからの小さなデブリがあるが、取り立てて問題なし。やがて、北股入沢合流点。ここでスノーブリッジが割れそうだとの情報もあったが、まだ十分。ただしこの暑さが続くと、そう長くはもたないだろう。合流点で休憩。 ここからは猿倉に向けて滑り降りるのだが、途中台地を滑るトレースがあったので追っていると、最後はぷっつりと台地は終わる。道路に出るところで、法面の崖が現れる。この崖を下るのに一苦労。枯れ枝につかまりクライムダウン。猿倉の小屋を見た時、早めに下っておくべきだった。 ともかくそこから除雪の道路脇の雪を拾って滑る。が、それも林道のおよそ1/3くらい進んだところまで。あとは板を担ぎ歩く羽目に。靴を履き替え二股の小日向の湯へ。着替えは車の中にあるので、ここは温泉を我慢。タクシーを呼び栂池に戻る。温泉は手近な「栂の湯」。小さなトラブルはあったが満足の一日でした。
【写真】