【日付】07/02/21
【ルート】白川郷荻町―帰雲山―猿ケ馬場山(往復)
【天気】晴のち曇、猿ヶ馬場頂上付近でガス
【メンバー】桐浴・山形
【コースタイム】白川郷荻町林道入口07:50―帰雲山12:00~12:17―猿ケ馬場山13:50~14:30―帰雲山15:50~16:00―白川郷荻町林道入口17:48
【登高高度・滑降高度】約1,360m(ただし小さなアップダウン多く計算に含まず、また緩斜面をシールで走破した部分も多い)
【概念図】
【概要】白川郷には前夜3:00頃着。登山口を探し、車を止め、軽く宴会。翌朝は6:30起き。
白川郷にはほとんど積雪はないが、登山口の林道にはかろうじて積雪があり、シールで忠実に林道を登る。途中630mあたりで林道は二手に分かれ、左の真っ直ぐの登り方向に向かった。恐らく積雪が多ければ、全く無視して自由にルートがとれたと思われる。やがて林道と別れ、谷状地形を進むが、1,000mあたりから再び林道に合流。いわゆる宮谷林道である。林道沿いのなだらかな斜面は地形が複雑で、積雪が多く、天気が悪いときなど、注意を要するかも知れない。今日は天気もよく、GPSもあるので、迷う事はない。積雪はあいかわらず少ない。
1,200mあたりで赤布が5m?ほど上部に見えた。例年ならばこれくらいの積雪があるのだろうか。やがて白山や三方岩岳、野谷庄司山などが白く美しく見える。だらだらとしたアップダウンをやり過ごし、やや急な斜面を登り切ると帰雲山である。
しばし休憩ののち、猿ヶ馬場に向けてシールを滑らす。結構樹影が濃い。もう少し白い斜面を期待したのだがちょっぴり残念に思った。
猿ヶ馬場山はその名の通り広い頂上である。低くはあるが樹も茂る。ややガスがかかりはじめてきたが、GPSをたよりにピンポイントで頂上を探し当てる。頂上ではお湯を沸かしコーヒーかなにか、といきたいところであったが2人とも忘れ、白湯をすする。しかし、冷えた体には心地よい。
十分休憩したあとは、降りにかかろう。だがほとんど緩やかな斜面で、小さなアップダウンもあるので、しばらくシールをつけたまま進み、途中ではずす。ここでお楽しみ、といきたいところだが、雪質はひどいモナカ(中が柔らかく表面がクラスト)で、滑るどころではない。そして少し登り返して帰雲山。帰雲山からの斜面はわずかであったが、このコースではもっとも楽しめる斜面だ。長い行程でのひとときの快楽であった。その後はふたたび修行のような滑りが続く。いつもなら嫌な林道も、今日は嬉しい斜面になった。足に力が入って、くたくたになった頃、合掌造りの屋根が近づき、荻町到着は日没との競争になった。
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【写真】